2014年10月北千住で開催された大檄作展2014を見てきました。
多数の質の高い展示を毎回楽しみにしておりますが、今年も行ってまいりました。展示されていた物のうち、1/100スケールのものをレポートします。
斎藤章二氏がボーイング707シリーズを展示していました。原型から、720やKC-135等、それぞれの胴体や主翼の違いを改造している力作でした。
TWAのボーイング720-051B
胴体の短縮、自作の翼胴部分のレジンパーツ、尾翼も改造とあります。
イラン空軍のボーイング707の空中給油機。胴体下面と主翼が緑がかったグレーに塗装されているのが珍しいと思いました。
ボーイング707-321
707の代表的な塗装といえば PANAM が思い浮かびます。主翼後縁、翼胴フェアリング、外翼前縁、、翼端短縮、エンジンなど改造と説明がありました。
派手な塗装の VC-137A
主翼付根をレジンパーツ使用、尾翼、エンジンを改造。
KC-135A
胴体直径が707よりも細いので、似ていても全く別の機体ということで、なかなか手のでない機体を大改造で作成してありました。
胴体、尾翼、主翼付根、エンジン等多くの改造点があるそうです。
ボーイング707の原型。胴体の形や直径、長さ、エンジンの変更等、キットのままの部品はわずかしかないようです。黄色の派手な塗装と宙返りをしたと言う有名な機体です。
坪山慎司氏のMiG-15とF-86の空中戦のディオラマ。北朝鮮のマークは懐かしのストッペルのデカールを使用しているとのこと。40年も前のデカールがまだ使えるのですね。ストッペルのデカールは発色の良い、クリアーの膜のない印刷が特徴でした。昔の三和のマークもクリアーがないものがありました。
カンタス航空のボーイング707-138B。 カンタスが特注した長距離型で、胴体の短縮、自作レジンの翼、胴体付根部のパーツ、尾翼などを改造したと説明文がありました。
斎藤氏は複数の707を並べるために、主翼付根部のパーツをレジンで自作されています。9